OTOKOGI

どん底まで落ち込んだ時、
寄り添ってくれる音楽とワイン。

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今回ご紹介するワインと音楽のグッドペアリング。『トロンペット』というワイン名に合わせて、トランペットの名手こだま和文氏が率いる〈ミュート・ビート〉をピックアップしました。
共通するキーワードは「硬派」「男気」。

かつて「男は黙ってサッポロビール」というキャッチコピーがあり、沈黙こそが男の象徴だという時代がありました。
現代では話さないことは「コミュニケーション能力のなさ」とイコールで語られるようになってきましたが……硬派で男気があって一本芯が通っている。そんな、まっすぐな風味を楽しんでください。

シュデュポールドゥラリュンヌ(Les Chais du Port de la Lune)トロンペット【TROMPETTE】
深夜0時が似合うバンド×
伝説的プレイヤーの宴。

日本のダブ/レゲエ界の伝説的バンド〈ミュート・ビート〉。トランペットのこだま和文を中心に屋敷豪太(ds)、朝本浩文(key)など、日本の音楽シーンのトップを走る面々が紡ぎだす、スリリングきわまりないソリッドかつディープなサウンド。音数の少ない静謐ともいえる曲を、ピンと張り詰めた緊張感のある硬質な肌触りで演奏。深夜0時過ぎがこれ程似合うバンドもないです。

「Roland Alphonso meets Mute Beat」はジャマイカ音楽史のキーパーソンであり、〈スカタライツ〉のサックス演奏者ローランド・アルフォンソが客演したセッションライブ。裏話をいうと、ギリギリまで会場に来なかったアルフォンソ(直前にお腹を壊していたという説)。一方、バンドメンバーは憧れの人が来ることを信じてリハーサルを重ねていた。ようやくの会場入り、リハなしで本番一発録りをしたという経緯もあり、とにかく緊張感のあるサウンドが半端ないです。

収録曲は前半2曲を除いて〈スカタライツ〉あるいはアルフォンソのものであり、純粋なレゲエ・スカバンドとしての〈ミュート・ビート〉の演奏を聴くことができます。アルフォンソの曲の持ついい意味での「ゆるさ」と、〈ミュート・ビート〉の「硬質な肌触り」を持った演奏が合わさり、独特の味が醸し出されているのが魅力です。

*ダブは(レゲエ)楽曲のリズムを強調してミキシングし、エコーやリバーブなどのエフェクトを過剰に施すことで、原曲とは全く別の作品に作り変えてしまうこと。

Moby Grape「Wow」
セミヨン100%で造る、
男前なワイン。

ボルドーの中心地から離れた地区でナチュラルワイン造りに挑む〈シュデュポールドゥラリュンヌ〉。「トロンペット」は白ワインの重要な原料であるセミヨン100%の珍しいワイン。一般的にボルドーで造られるセミヨンのワインといえば、貴腐ワイン「ソーテルヌ」が有名です。貴腐菌が付着して貴腐ぶどうに変わることで、世界最高峰の甘口ワインになります。

しかしこの「トロンペット」の味わいは、すごく硬派といえます。まったりとした甘さというよりシャープで品があり、柚子のような柑橘の香りがまっすぐに飛び込んでくる感じ。はたまた、完熟のグレープフルーツを口に含んだ時のイメージに近いものがあります。そういった仕上がりを「男前な味」と表現したくなります。

どん底まで落ち込んだ時、
寄り添ってくれる音楽とワイン。

音楽って、そもそも今の自分とのペアリングですよね。時間や場所、その時の気分。いろいろな瞬間に寄り添ってくれるものです。ワインもそう。

では、どういう気分の時に味わって欲しいかというと、時間帯は深夜、シチュエーションはプライベートバーもしくは自宅での一人飲み。何か重要な決定が迫られている時。もしくはどん底まで落ち込んでいる状態。底の底まで行ったらあとは這い上がるしかない。そんな緊迫感に満ちた瞬間に寄り添ってほしいと願います。

夜ひっそりと「トロンペット」を楽しむ。そこにピンと張り詰めた〈ミュート・ビート〉の音楽が加わる。暗闇の中で一筋の光に触れる、瞑想的な瞬間にたっぷり浸ってください。

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¥15,000税込